江角マキコさんの若い頃は、スポーツで鍛えたすらりとした姿と、きりっとした目元が印象的でした。ファッション誌で見せる柔らかな笑顔、映画での静かな表情、そして『ショムニ』の堂々とした姿。同じ人でも、仕事によって雰囲気がずいぶん変わりますね。
幼少期やバレーボール選手時代、モデル期をたどると、おなじみのロングヘアとは違う一面も見えてきます。2026年11月6日現在は59歳。引退後に登場した美容ブランドの対談では、落ち着いた笑顔を見せています。昔の写真と現在の姿を、時期ごとの出来事とともに見ていきましょう。
江角マキコの若い頃が可愛い!幼少期からモデルと女優時代まで
江角さんの出発点は芸能界ではなく、バレーボールでした。そこからモデル、俳優へと進み、写真にも髪型や表情の変化がはっきり表れています。
出雲で育った幼少期(0歳〜12歳)
幼い頃の写真では、おかっぱのように切りそろえた髪と、大きな瞳が目を引きます。テレビで紹介されたこの写真には「当時6才」と表示されていました。大人になってからの華やかな印象とは違い、少しはにかんだような表情が可愛らしいですね。

6歳当時の写真/画面内に当時6才と表示
出身は島根県出雲市。後に本人がブログで振り返ったところでは、若い頃は芸能界を目指していたわけではなかったそうです。子供の頃から将来の人気俳優になることが決まっていた、というような歩みではなかったのですね。デイリースポーツの本人ブログ紹介でも、その意外な出発点が伝えられています。
大社高校から実業団バレーへ(13歳〜19歳)
高校は島根県立大社高校。日刊スポーツの略歴によると、在学中からバレーボールに取り組み、卒業後は日本たばこ産業の実業団チームで活動しました。18歳当時として紹介された写真は、白い服に短い髪という姿。まっすぐな視線に、選手時代の凛々しさを感じます。

18歳当時のバレーボール選手時代/画面内に当時18歳と表示
一方で、競技を続ける道は肩の故障で閉ざされました。本人は後年、手術のあとに銀行の臨時職員として窓口の仕事などをしていた時期も語っています。夢が途切れても、別の場所で働きながら次の道を探していたのですね。華やかなモデル時代の前には、こうした転機がありました。日刊スポーツの略歴も、高校・実業団からモデルへの流れを確認できます。
ファッションモデルとして誌面で活躍(20歳〜26歳)
競技を離れたあとは、長身を生かしてファッションモデルへ。フジテレビの公式プロフィールでは、京都や大阪でモデルを始め、その後上京した経歴が紹介されています。最初からテレビに出ていたのではなく、誌面の仕事を積み重ねていたのです。
こちらは1992年5月1日発行と記された千趣会「Heart Joy Club」のカタログ資料。25歳の時に発行されたもので、撮影日の詳細は公表されていません。ストライプのシャツと穏やかな表情は、後の『ショムニ』の強いキャラクターとはまた違う魅力があります。

1992年5月1日発行の千趣会カタログ表紙/発行時25歳で撮影日の詳細は非公表
同じカタログの別ページでは、ニット姿で大きく笑っています。衣装を格好よく見せるだけでなく、暮らしの場面になじむ親しみやすさもモデルとしての持ち味だったのでしょう。なお、20代前半の撮影と確かめられる本人の顔写真は見つかっていません。

同じ1992年発行カタログのモデル写真/撮影日の詳細は非公表
映画『幻の光』で女優デビュー(27歳〜29歳)
1995年11月、28歳の時の日刊スポーツの取材写真です。赤いニットにジーンズ、髪を後ろで結んだ姿が爽やか。振り返るようなポーズでも、笑顔はとても自然に見えます。

1995年11月の日刊スポーツ取材/28歳
俳優としてのデビュー作は、1995年公開の是枝裕和監督作品『幻の光』。主人公・ゆみ子を演じています。公式の場面写真では髪をすっきりまとめ、言葉を多く語らない人物の内面を表すような静かな表情。モデルの写真とは、視線の温度まで違って感じられますね。

1995年公開の映画『幻の光』でゆみ子を演じた江角マキコさん/撮影日の詳細は非公表
翌1996年8月、29歳の時には、前髪を切りそろえ、笑顔を見せた写真も残っています。『幻の光』では第19回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。作品で見せる張りつめた雰囲気と、取材での朗らかな顔の両方が注目された時期でした。映画.comの受賞歴でも確認できます。

1996年8月の日刊スポーツ撮影/29歳
『ショムニ』と音楽番組で見せた表情(30歳〜32歳)
1998年に始まったフジテレビ『ショムニ』で演じたのは、庶務二課の坪井千夏。胸を張った姿、長い髪、相手をまっすぐ見据える目が、自由で物おじしない人物像を支えていました。初回シリーズ放送時は31歳です。

フジテレビ『ショムニ』1998年の場面写真/坪井千夏役/31歳
腰に手を当てた場面では、衣装以上に立ち姿の強さが印象的。周囲に合わせるより自分の信じることを貫く千夏の魅力が、表情やポーズから伝わってきます。スカパー!の作品紹介でも、江角さんとこの役の相性の良さが語られています。

同じ1998年の『ショムニ』場面写真/31歳
同じ1998年の制作発表では、制服姿でも柔らかく笑っています。劇中の強気な顔つきと、カメラの前で見せる笑顔を比べると、役柄と本人の表情の違いがわかりやすいですね。

1998年『ショムニ』制作発表/31歳
さらに8月22日放送の『LOVE LOVE あいしてる』にも出演。番組公式には今井美樹さんの「PRIDE」を歌った記録が残っています。マイクを手にした写真は、ドラマの千夏とは異なる少し顔を上げた落ち着いた姿。歌に向き合う真剣な目元が印象的です。

1998年8月22日放送のフジテレビ『LOVE LOVE あいしてる』/31歳
『ショムニ』の続編と橋田賞新人賞(33歳〜34歳)
2000年には『ショムニ』の第2シリーズが放送されました。当時の制服姿の写真では、長く伸びた髪とすっきりした前髪が定番に。椅子に座るだけでも背筋が伸び、江角さんらしい存在感があります。

2000年『ショムニ』の制服姿/33歳〜34歳
同年の橋田賞新人賞受賞時には、雰囲気を変えて黒い着物姿で登場。髪を上げたことで額や眉が際立ち、制服姿とは違った端正さが見えます。作品で親しまれる一方、俳優としての実績も重ねていた頃でした。

2000年の橋田賞新人賞受賞時/33歳〜34歳
『ショムニファイナル』から仕事復帰へ(35歳〜39歳)
2002年の『ショムニファイナル』制作発表では、35歳の江角さんが再び千夏の制服姿を披露しました。前髪とストレートのロングヘアはそのままに、最初のシリーズよりも落ち着いた表情に見えます。

2002年『ショムニファイナル』制作発表/35歳
その後は出産に伴う休業を経て、2006年にNHK『マチベン』で俳優の仕事へ復帰。39歳の時の三菱「eK」の発表会では、髪を後ろにまとめ、紫色のトップスで登場しています。復帰当時のオリコンの取材では、弁護士役のせりふの多さに奮闘した様子が紹介されました。

2006年9月の三菱eK発表会/39歳
同じ発表会で手を振る写真には、トーク中の真剣さとは違う開放的な笑顔も。ドラマの仕事と並行してCMに登場し、親しみやすい面も伝えるようになった時期です。2枚は新車発表会の記録で、ドラマの劇中場面ではありません。

同じ2006年の発表会で手を振る別カット/39歳
映画の仕事と授賞式で見せた装い(40歳〜43歳)
40歳の2007年3月には、映画『蟲師』についてシネマカフェのインタビューに応じています。黒い服と顔周りに下ろした髪が、自然体のやわらかな印象。作品では「ぬい」役を演じ、母性についても語っていました。

2007年3月の映画『蟲師』インタビュー/40歳
同年の「ヘアー・カラーリング・スプラッシュ」受賞時は、髪をまとめて華やかなネックレスを着用。衣装だけでなく、髪の分け方や顔周りの見せ方でも大きく雰囲気が変わります。

2007年ヘアー・カラーリング・スプラッシュ受賞時/40歳〜41歳
2009年のディズニー映画『ボルト』では、猫のミトンズの日本語吹き替えを担当。6月の会見ではぬいぐるみを持ち、穏やかに笑う姿が撮影されました。画面に顔が出る演技とは別に、声で人物を表現する仕事にも取り組んでいたのですね。

2009年6月9日『ボルト』日米キャスト会見/42歳
7月のレッドカーペットでは、黒を基調とした装いとナチュラルな笑顔を披露。白い衣装だった会見と並べると、仕事の場面に合わせた装いの違いが楽しめます。

2009年7月23日『ボルト』レッドカーペット/42歳
2010年には第3回ベストマザー賞を受賞しました。白い着物とまとめ髪は、華やかさの中にもすっきりとした印象があります。スポーツをしていた頃の短い髪から、ロングヘア、そしてこうしたアップスタイルへと、顔の見せ方にも幅が広がっていますね。

2010年5月6日ベストマザー賞/43歳
『ブルドクター』と『ショムニ2013』の頃(44歳〜46歳)
2011年の『ブルドクター』で演じたのは法医学者・大達珠実。44歳の制作発表では白衣姿で登場しています。髪をすっきりまとめ、仕事に向かう意志の強さを感じさせる姿でした。

2011年6月27日『ブルドクター』制作発表/44歳
2012年2月の「アタック」発売25周年の発表会では、鮮やかな赤い衣装を着用。医師役の白衣とは対照的に、長身が引き立つ華やかな装いです。

2012年2月29日アタック25周年の発表会/45歳
同年12月12日の「セブンプレミアム」新CM発表会では、短い髪を横に流したスタイルに。誕生日前なので、この日の年齢は45歳です。ロングヘアの千夏しか知らないと、新鮮に感じるかもしれません。

2012年12月12日セブンプレミアム新CM発表会/45歳
46歳の2013年には『映画はなかっぱ』で女王ヘレナの声を担当し、初日舞台あいさつにも出席。花束を持った写真では、髪を後ろにまとめたすっきりした姿を見せています。

2013年4月12日『映画はなかっぱ』初日舞台あいさつ/46歳
同年夏には『ショムニ2013』で千夏役に。7月の制作発表では、青い制服と長い髪が帰ってきました。短い髪の会見写真と比べると、役のイメージを作るヘアスタイルの力も感じますね。

2013年7月1日『ショムニ2013』制作発表/46歳
3月の「明治スポーツミルク」発表会の写真も、同じ46歳の時期です。白いドレスで商品を持つ姿は、制服姿とはまた違う表情。俳優、声の出演、CMと、それぞれの場に合わせた見せ方をしていたことがわかります。

2013年3月22日の明治スポーツミルク発表会/46歳
豊洲の新CM発表会に登場(47歳〜49歳)
2014年には「BAYZ TOWER&GARDEN」の新CM発表会に登場。額を出して髪をまとめたスタイルと、明るい笑顔が印象的です。前髪のある『ショムニ』の姿とは、ずいぶん雰囲気が違いますね。

2014年撮影のBAYZ TOWER&GARDEN発表会写真/47歳〜48歳
5月28日の同発表会を伝えたMANTAN TVの公式動画では、マイクを手に話す様子も残っています。子供の頃の暮らしや豊洲について語った会見で、年齢は47歳。写真では見えない話し方まで伝わる、当時の記録です。

2014年5月28日BAYZ TOWER&GARDEN新CM発表会/47歳
芸能界を引退しMADOの対談へ(50歳〜58歳)
2017年1月23日、50歳で芸能界引退を発表しました。その後の生活を逐一公表していたわけではありません。2017年〜2021年の撮影と確認できる明瞭な本人写真は見つかっていません。
2025年2月には、美容ブランド「MADO」の動画に登場。公式のプレスリリースでも、その動画が紹介されています。髪を後ろにまとめた姿は、女優時代のロングヘアとは違い、顔立ちがよく見えるスタイルでした。

2025年2月公開のMADO動画に登場した58歳当時
同年10月25日にはオンラインイベント「MADO more meeting」に出演。食事や運動、暮らしの中で気持ちを整える習慣について話しました。会場でのツーショットから江角さんだけを見ると、控えめな笑顔とリラックスした装いが印象に残ります。

2025年10月25日のMADOオンラインイベント/58歳
このイベントで本人は、俳優としての活動に戻る考えはないと説明しています。美容に関する発信を見かけても、それだけで女優復帰と受け取らない方がよさそうです。本人のコメントを伝えたオリコンの記事では、これまでとは違う歩みを準備していることが紹介されています。
江角マキコの現在は?引退後も美容の対話を発信
美容の対話を続ける2026年(59歳)
2026年は「MADO」公式の対談動画に出演。5月に公開された動画では、日焼け止めの使用感などについて話しています。濃い色のトップスとタイトにまとめた髪で、にこやかな表情を見せていました。撮影日の詳細は公表されていません。

MADO公式が2026年5月に公開した対談/撮影日の詳細は非公表
8月に公開された夏の対談では、白いノースリーブ姿に。公式動画の説明は、美容習慣や大人の肌・身体との付き合い方を話題にした内容です。商品の効果を医学的に裏付けるものではなく、本人の体験を交えた対話として受け止めたいですね。

MADO公式が2026年8月に公開した夏の対談/撮影日の詳細は非公表
11月6日のスポーツ報知の報道では、MADO公式Instagramで11月10日20時からのライブ出演が告知されました。執筆時点では今後の予定です。誕生日は12月18日なので、59歳から60歳を迎える年。表舞台を離れてからも、新しい形で近況に触れられる機会があるのは嬉しいですね。11月6日の報道/生年月日の確認先。
江角マキコの夫や子供は?結婚と家族の公表情報
夫は演出家の平野眞さん
2003年に再婚した相手は、ドラマ演出家の平野眞さんです。『ショムニ』の演出にも携わっています。掲載した写真は平野さん本人が取材を受けた2011年の記事のもので、結婚当時の写真ではありません。

夫の平野眞さん/2011年11月公開の本人インタビュー写真/結婚当時の写真ではありません
タウンニュースの本人インタビューでは、子供が生まれてから仕事後の付き合いを控え、家族と過ごす時間を大事にしていたことを語っています。ただし、これは当時の発言。現在の同居状況や日々の暮らしまで、そのまま当てはめることはできません。
なお、再婚前には写真家の桐島ローランドさんとの結婚・離婚歴があります。キネマ旬報の人物紹介でも結婚歴が確認できます。
長女は成人後に公式動画で顔を公開
江角さんには2005年生まれの長女と2009年生まれの長男がいます。長女は成人後、2025年2月21日にMADO公式Instagramで公開された動画に母親と登場しました。動画では英語で江角さんを「私の母」と紹介しており、母娘で顔を寄せる姿も見られます。

江角マキコさんと成人した長女/2025年2月21日公開のMADO公式動画より(J-CASTニュース掲載)
MADOを運営する会社も、公式プレスリリースで江角さんと娘の出演を明記しています。黒い服で並ぶ二人の姿は、気取らない親しみやすさがありますね。長女の顔は、この公式動画で公開されています。
江角マキコのプロフィール
| 名前 | 江角マキコ(えすみまきこ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1966年12月18日 |
| 年齢 | 59歳(2026年11月6日現在) |
| 出身地 | 島根県出雲市 |
| 身長・血液型 | 170cm・AB型 |
| 出身高校 | 島根県立大社高等学校 |
| 経歴 | 実業団バレーボール選手、モデルを経て俳優へ |
| 代表作 | 『幻の光』『ショムニ』シリーズ『命』『ブルドクター』 |
| 受賞歴 | 日本アカデミー賞新人俳優賞/『命』で優秀主演女優賞 |
| 引退 | 2017年1月に芸能界引退を発表 |
プロフィールはオリコン、高校・実業団の経歴は日刊スポーツ、受賞区分は日本アカデミー賞協会で確認できます。
まとめ
- 幼少期のあどけない顔、選手時代の凛々しさ、モデルの柔らかな笑顔には、それぞれ違う魅力があります。
- 作品ごとに視線や表情を変える一方、きりっとした目元は若い頃から印象に残る持ち味です。
- 引退後の発信は、テレビや映画の役柄とは離れた、暮らしに近い姿を知る機会になっています。
